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3.2.2 bt848ドライバの準備

 ドライバのあるディレクトリからbttv-0.5.22.tar.gz を 以下のようにして/usr/src 下に展開する。
 
# cp bttv-0.5.22.tar.gz /usr/src
# cd /usr/src
# tar -zxvf bttv-0.5.22.tar.gz
# mv bttv bttv-0.5.22

bttv-0.5.22/dirverというサブディレクトリに cd したあと、そこにあるMakefile を以下のように書きかえる。但し、GV-VCP/PCI以外のキャプチャーカードを使用している場合、記述方法が違う可能性があるので、README等を読んで設定すること。
まず、12行目の、コメントアウトを外して、4番に変更する。
 
# 4: no tuner
# 5: Philips PAL tuner
# 6: Temic NTSC tuner
# 7: Temic PAL tuner
TUNER=4
# Do not select the tuner type here!

次に、29行目のカードナンバーを0番に変更する。
 
# 9:  TurboTV
# 10: Hauppauge (bt878)
CARD=7
# This can be set using module parameters too.

上記の2個所を変更が終わったら、make して、*.o のモジュールを、/lib/modules/misc にコピーする。
 
# make
# make ins
# depmod -a

slackware系の場合、次に、以下の内容のファイルを /etc/rc.d/rc.bttv という名前でセーブしておく。
 
#!/bin/sh
#
# /etc/rc.d/rc.bttv:   bttv module load script.
#

INSMOD="/sbin/insmod"

function xinsmod () {
        echo insmod $*
        $INSMOD -f $* || exit 1
}

xinsmod videodev
xinsmod i2c verbose=1 scan=1 i2c_debug=0
xinsmod tuner debug=0 type=5
xinsmod msp3400
xinsmod bttv radio=1

次に、/etc/rc.d/rc.local ファイルの最後に 以下の内容を付加する。
 
if [ -f /etc/rc.d/rc.bttv ]; then
  /etc/rc.d/rc.bttv start
fi

 他のディストリビューションでは適宜変更を行う。
 最後に、アプリケーションのコンパイルに必要なヘッダファイルをインストールする。
ドライバのあるディレクトリ内の videodev.h と、videodev2.h/usr/include/linux にコピーする。ドライバのあるディレクトリに移動した状態で、ファイルをコピーする。
 
# cp videodev.h /usr/include/linux/
# cp videodev2.h /usr/include/linux/

 これで、ドライバの準備が一通り終了する。ドライバを読ませるために一旦リブートする。
 
# sync;sync
# /sbin/reboot

 これで、ドライバのインストール及び設定が終了である。


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